カテゴリー: 旅の本

  • 南の島のティオ

    著者 池澤夏樹 文春文庫

    小さな南の島に住むティオと出会った人々を中心に、つつましくも精神的には豊かな島の暮らしをさわやかに描く。
    お父さんとティオが経営しているホテルに絵はがき屋さんがやってくる。島やホテルの風景の絵はがきをお客さんが買って手紙を出すと、もらった相手は、どうしてもこの景色をみたくなる。だから、このホテルに必ず人を連れてくるはがきなのだという。この夢のような話を信じたティオに、絵ハガキ屋さんが最後におまけにくれた一枚とは?

    精神的な豊かさを取り戻す物語

  • 洗面器でヤギごはん

    著者 石田ゆうすけ 幻冬舎文庫 – 2012/7/6

    世界にはどんな人がいて、どんな食べ物があり、どんなにおいがするのか――。パタゴニアの荒野でご馳走になったランチ、フィヨルドの海で釣ったサバのうしお汁、一見生ゴミ なセネガルのぶっかけメシ、思わず落涙したアジアの懐かしい味。自転車旅行だから出会えた”食と人”の思い出。単行本に入りきらなかった20話を大幅加筆した文庫改訂版。

    ゲテモノっぽいタイトルだが、まったく爽やかな読後感のある読み物

  • 山を愉しむ

    60歳からの山登り

    著者 烏賀陽貞子 烏賀陽恒正

    バード・ウォッチングの楽しみから、しだいに山の魅力にひきつけられた二人は、60歳から山登りを始める。踏破した山々は、北アルプス・南アルプスの3000メートル級をふくめて90峰。若い人は若い人なりに、年寄りは年寄りなりに体力に応じた登り方がある。ゆったりとした日程をたて、のんびり山を愉しむ老夫婦がつづる滋味あふれるモニュメント。

    高齢者だけでなく山登りをするお手本になる読み物。

    読後感が爽やかである。