カテゴリー: 随筆一般

  • 小出楢重随筆集

    著者 小出楢重 岩波文庫 1987/8/17発行

    本の状態:経年による傷みはありますが年代物の割に良い状態と言えます。

    価格:700円(税込み)

    大阪人特有の軽妙なユーモアと辛辣な警句に満ちた洋画家・小出楢重(1887‐1931)の名エッセイ集。身辺雑記,絵の技法等ここに収録した46篇のどれをとっても,谷崎潤一郎をして座談の名手と感嘆せしめた語り口が十二分に発揮され,尽きない魅力をもつ。妻・重子に宛てた面白さ抜群の「欧州からの手紙」を付す。楢重自筆の挿絵を多数収録。(岩波書店HPより)

    小出楢重の絵が好きなわけではなくても、この随筆は面白い。何度もくすっと笑ってしまうし、それ分かるうんうんと頷いてしまう箇所が随所にある。絵を描いているいない、美術に興味あるないにかかわらず楽しめる。

  • 本と暮らせば

    著者 出久根達郎 草思社 2014/12/13発行

    本の状態:経年による傷みはありますが、良い状態。

    価格:500円

    井上ひさしの『父と暮らせば』をもじったタイトルで、古本屋として作家としての出久根さんの書物愛があふれるエッセイ集。

    出久根達郎

    1944年、茨城県生まれ。作家。古書店主。中学卒業後、上京し古書店に勤め、73年より古書店「芳雅堂」(現在は閉店)を営むかたわら文筆活動を行う。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、翌年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞。他に『古本綺譚』『作家の値段』『七つの顔の漱石』『漱石センセと私』『雑誌倶楽部』『春本を愉しむ』『短篇集 半分コ』『本があって猫がいる』『本と暮らせば』『隅っこの昭和』など多数。

  • 古本屋 タンポポのあけくれ

    著者 片岡千歳 夏葉社  2023/10/20発行

    本の状態:良い

    価格:2000円

    詩を愛する夫婦が 1963、高知に小さな古書店を開きました。「タンポポ書店」です。店には詩集も並んでいましたが、それ以上に雑本が並び、入り口には50 円均一の棚もありました。生まれてきた3人の子どもを養うため、夫は長距離トラックに乗り、妻は店舗だけでなく、催事場やスーパーでも古本を売ります。夫が病死しした後も、妻の片岡千歳さんは 2004 年まで、ひとりで「タンポポ書店」を続 けました。
    本書は 2004 年に片岡千歳さんが自費出版した随筆集の復刊です。古本好きには知られていた本ですが、発行部数が少なく、長いあいだ入手困難の一冊でした。片岡さんの文章は生活に根ざした文章であり、あたたかみがあって、読む者の心を解きほぐします。本書は現在ではなかなか見られない「貼り箱」をつかった、贅沢な仕様です。一度といわず、何度でも読み返していただけたらうれしいです。(出版社より)

    ※本書は2004年2月にタンポポ書店より刊行されたものに、あらたに二篇の随筆をくわえ、復刊されたものです。

  • 幼年の色、人生の色

    著者 長田弘 みすず書房 2016/10/28発行

    本の状態:まあまあ良い

    価格:2500円

    場所と記憶、漢詩、アメリカ、ボブ・ディラン、クラシック音楽、猫や人との出会いと別れ……。詩人みずから最後に編んだ、この自選エッセー集は、晩年の仕事(Later Works)であるとともに、等身大の長田弘をよく伝える小さな一冊となっている。

    長田弘[オサダヒロシ]
    詩人。1939年福島市に生まれる。1963年早稲田大学第一文学部卒業。1971-72年北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人。毎日出版文化賞(82)桑原武夫学芸賞(98)講談社出版文化賞(2000)詩歌文学館賞(09)三好達治賞(10)毎日芸術賞(14)などを受賞。2015年5月3日死去。

  • ザイルを結ぶとき

    著者 奥山章 新潮社 2009年

    先鋭登山のアジテーターとして日本の登山界に一時代を築き、そして自ら逝った奥山章の情熱に満ちた生き方を伝える遺稿集。書名となった未完の自伝的登攀記「ザイルを結ぶとき」のほか、生前に山岳雑誌に寄稿した評論・随想・記録などが、年譜や著述目録とともに掲載されている。

  • ぶどう原に雪ふり積む

    著者 佐伯邦夫 北国出版 昭和50年

    山の話に加えて、万葉集のこと、太宰治のこと、車と人間のこと、セックスのことなど広がりのある話題が楽しく、同時に描写の底に光っている「山男の目」が印象深い。おおらかさと的確さ、反骨精神とやさしさという著者のもつ人柄のさまざまな要素がよくうかがえて読ませる。「北日本新聞の書評から」

    最近では本の感想を出版社に送る葉書を見ることも少なくなった。本書では著者に直接送られるように、住所が印刷されていた。

    今では考えられないことである。

  • 天然ウドにはアクある

    著者 佐伯邦夫 桂書房

    山岳エッセイで著名な佐伯邦夫氏が、 辛辣な社会時評を小社から。 序文に 「アクはエグイけど、 そこがまた旨さだとされる。 アク抜きを厳重にやれば、 そのものの持つ固有の旨さもまた、 淡いものになってしまう」 「文章は格闘技」 とある。 省略法をこれほど駆使して意を達せられるのは見事。 文章を考え抜いた人が、 ここにいる―打たれてこれを上梓した。 (桂書房の書評から)

    装丁がとても凝っていて、気持ち良い触り心地。

  • 山を愉しむ

    60歳からの山登り

    著者 烏賀陽貞子 烏賀陽恒正

    バード・ウォッチングの楽しみから、しだいに山の魅力にひきつけられた二人は、60歳から山登りを始める。踏破した山々は、北アルプス・南アルプスの3000メートル級をふくめて90峰。若い人は若い人なりに、年寄りは年寄りなりに体力に応じた登り方がある。ゆったりとした日程をたて、のんびり山を愉しむ老夫婦がつづる滋味あふれるモニュメント。

    読んだだけで登った気になれる楽しい読み物。読後感が爽やかである。

  • 定本 黒部の山賊 アルプスの怪

    著者 伊藤正一 山と渓谷社

    北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に携わってきた伊藤正一と、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話。


    また、埋蔵金伝説、山のバケモノ、山岳遭難、山小屋暮らしのあれこれなど、
    幅の広い「山の話題」が盛り込まれていて、読む者をして、まるで黒部の奥地にいるような気持ちにさせてくれる
    山岳名著の一書です。

  •  新編 黒部の山人 

    山賊鬼サとケモノたち

    語り 鬼窪善一郎 白日社編集部 編

    このベストセラー山岳名著に登場する愛すべき山人(やまど)、
    知られざる「黒部の山賊」鬼サと呼ばれたその人が語る山の民の生活譚。
    大自然に生きた生活者が披露する、今や失われた山語り・猟語り、そして自分語り。
    巻末に解説「山の賢者」(池内 紀)を収録。

    富山県人でも、なかなか手ごわい方言だが、読み進めると不思議や理解できるようになってくる。